アトピーとストレスとの関係

人間は、緊張したり体調が悪い時などにストレスを感じますが、アトピーに関係する「ストレス」とは、日常生活で起こる様々な変化を受けた時に生じる緊張状態のことを言います。

子供の場合は、勉強、進学、親に怒られる、兄弟喧嘩などがあり、大人の場合は、仕事、人間関係、睡眠不足、結婚、出産などがあります。

このように、日常生活の中で起こる様々な嬉しい出来事や嫌な出来事がストレスの原因になるのです。

ストレスがアトピーの原因になっていることが多いのは子どもよりも大人です。これは、大人の方が子供よりもストレスを感じる機会が多くなるためです。

人間はストレスを感じると、副腎皮質や表皮細胞などで、代謝活動や免疫を活性化させる「コルチゾール」と呼ばれるホルモンを分泌します。

大きなストレスを感じたり、ストレスを感じ続けたりすると、このコルチゾールが過剰に分泌され続け、これが、免疫の働きを抑制します。

すなわち、ストレスを感じ続けると免疫の働きが抑制され、低下した状態になり、その結果、アトピー症状が起こりやすくなるのです。

また、免疫が低下すると、様々な病気にかかりやすくなります。アトピーはアレルギーを起こしやすい人や、免疫が低下している人などに症状が見られる病気です。

ストレスを感じている方は免疫が低下しているため、アトピーになる可能性があります。このようにストレスがアトピーの原因になることがあるのです。

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