■歯周病の治療
歯周病の検査では、器具を使って歯周ポケットの深さや出血の有無を測定し、レントゲンを撮ります。さらに、問診や咬み合わせのチェックも行われます。
治療法は検査の結果を元にして行われますので個人差がでます。
治療の内容は、歯周病の進み具合にもよりますが、最初に必ず行うのが、プラークコントロールです。
プラークコントロールとは、歯周病の原因となる細菌を減らすことを言います。
薬を塗ったり歯を磨いたりすることによってプラークを取り除きます。
次に、歯石を取る治療をします。歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの間の溝の深さが深い場合は、その中に入り込んでいる歯石も取り除きます。
その後、症状に応じて薬を使ったり、咬みあう力が強すぎることがないかチェックしたりします。
また、歯肉炎の症状が進んでいると歯周外科手術をしたり、歯を抜いたりすることもあります。
■歯周病の予防
歯周病の原因はプラーク(歯垢)がたまることによるものですが、その他にも、遺伝や喫煙も原因として考えられます。
親の生活習慣によって作られた免疫の働きは子供へ遺伝します。
また 喫煙者の歯周病は、喫煙しない人に比べて確率が高く、進行も早くなっています。