斎場と火葬場

「斎場」とは、「神仏を祀るための祭祀・儀式を行う神聖な場所」という意味です。

昔は、人が亡くなると棺を自宅から村の外れの火葬場まで運び、そこで葬儀式を行った後、火葬していました。その場所を「斎場」と呼んでおりまた。

しかし、時代が下るにつれ、「告別式」を重視するようになってきたため、「葬儀式」と「告別式」を自宅や集会場などで行ってから、火葬場へ行くようになりました。

このため、火葬場=斎場とはならなくなったのですが、現在でも、多くの自治体が火葬場を斎場と称しています。

現在、斎場には火葬場が併設されているところと、火葬場と別になっているところがありますが、多くの公営の施設は、斎場と火葬場が併設されております。

同一施設の中で、葬式と火葬ができ、斎場と火葬場との間を移動する必要がないため便利ではあります。

公営の火葬場・斎場施設は、一行政区に一つある場合と、複数行政区で連携して一つ持っている場合があります。

東京では、公営の斎場に火葬場が併設されていなかったり、複数の区で共同運営している斎場があったり、23区内の民営火葬場には、斎場も併設されているなどのケースがあります。

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