「香醋」と「黒酢」では、成分や効果に関してはそれほど大きく変わらず、どちらも褐色をしているお酢です。また、いずれにも、アンチエイジングや体力保持には優れた効果があります。
ただ、その生産のやり方には若干の違いがあります。まず、元となる材料ですが、「香醋」ではもち米を使用し、「黒酢」では玄米が中心です。
日本の黒酢はJAS(日本食品規格)の基準を満たしている事が条件となりますが、中国を中心に生産されている香醋の場合はこの基準を厳守する規定はありません。
次に製法ですが、「香醋」は、もち米から酒を仕込んでもみ殻を加えて発酵させます。あとは酢が出来るまで職人がつきっきりで手を加えながら酒造するわけです。
「黒酢」の場合は、長年の月日をかけて製造する方法をとっていても、壷に材料と菌・水を仕込んだ後は手を加えずに放置して自然発酵させます。
一般的にはもち米を原料にしている香醋の方が、アミノ酸は多く含まれていると言われています。これは、黒酢の液体発酵と違い、香醋は発酵期間が長い固形発酵のためです。
しかし、この場合でも黒酢の製品により変わるため、国産の黒酢には香醋同様のアミノ酸を含む製品も多くなっております。
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