毛周期と脱毛施術期間との関係

毛は一定のサイクルで生えて伸びては、抜けていきます。

 

これを毛周期、またはヘアサイクルとも呼びます。

 

毛周期は次の4つに分かれております。
★ 成長期(前期):毛母細胞の細胞分裂が活発になり、毛穴の底の方で毛乳頭・毛根が育ってきます。


★ 成長期(後期):毛が伸びて皮膚の表面に出てきています。


★ 退行期:毛母細胞の分裂が停止して、毛乳頭から毛が離れて抜け落ちてゆきます。


★ 休止期:細胞が活動を止めている期間で、やがて細胞分裂を再開し、また毛が育ってきます。


毛周期は生えている箇所によっても多少異なりますが、大体2~3ヶ月で生え変わるといわれています。


また、全身の毛のうち約15~20%が成長期にあたり、残りの80%前後は退行期や休止期にあたるともいられております。


レーザー脱毛、フラッシュ脱毛及びニードル脱毛を行う際は、いずれも毛乳頭に熱処理をして細胞を破壊するため、成長期の毛でないと効果がありません。


毛乳頭から離れて抜け落ちかけている毛に対して、いくら光を当てても毛乳頭には届きませんし、細胞がまだ生まれていない休止期に施術を行っても、空の毛穴には効果がないからです。


また、成長期の前期の場合は、毛乳頭が小さいのでメラニン色素の反応が少なく、思ったような効果が得られずにまた毛が生えてくる可能性が高いのです。


このため、脱毛施術を受けるのは1回だけではなく、全ての毛の成長期にあたるよう、2~3ヶ月に一度の割合で通わなければなりません。

このため、脱毛箇所のすべての成長期のサイクルに合わせて施術が完了するのは、個人差がありますが大体1年半~2年と言われています。

 

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