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恐れ入りました!!!大横綱「稀勢の里」殿

まさか、まさかの大大どんでん返し、あれだけ左肩を痛めた稀勢の里が優勝するとは、お釈迦さまでも分からなかったのではないだろうか?

13日目に日馬富士に吹き飛ばされて土俵下に転げ落ち、左肩を抑えて悶絶する姿を見て、誰しも、「ああ、これは休場だな」と覚悟した。

ところが、休場せずに強行出場し、案の定、鶴竜には成すことなく敗退し、こんなに簡単に負けるなら、横綱の名を汚すだけなので休場すべきだ、と誰しも思ったことだろう。

中には、かつて、貴乃花が右ひざを痛めながら強行出場し、武蔵丸を破って優勝したものの、それが、力士としての寿命を縮めて引退を余儀なくされた悪夢が蘇った人もいたことだろう。

この取り組みの前に、大関復帰が掛かった琴奨菊に対し、1杯を守っている照の富士が右に変化した注文相撲で、まともに勝負せず、これはもう、照の富士の優勝だな、横綱を狙おうとしている大関たるものが、こんな相撲をとってよいものかと疑問に感じた、後味の悪さも加わって、暗澹たる気持ちになっていたから、千秋楽はもう見てもしかたないなとと思ったものだ。

ところが、勝負事は最後まで分からないもので、本割で、めったに見せない変化をしながらも照の富士を寄り切って投げ飛ばした時は、「えっ」と一瞬わが目を疑った。まさか勝てるとは思わなかったからだ。

それでも、いくらなんでもこれは出来すぎだ。次の優勝決定戦では、もう体が持たないだろうと、負けを覚悟した。

ここまで来れば、照の富士も横綱としての仕事を十分行い、本人も本望だろうと、その奮闘ぶりを称えたのだが、実は、これで終わりではなかったのだ。

なんと、今度は、不利なもろ差しから、苦手と思われていた右からの小手投げで見事投げ飛ばしたのだ。これを見た瞬間、誰しもが「エッ、え~~」と息を飲んだことだろう。

99.999%、いや、100%、照の富士が優勝と誰しもが思っていたが、それが見事に裏切られたのだ。勝負事は、最後のゲタを履くまで分からないとはこのことだ。

君が代を斉唱する時、照の富士が万感胸に迫って男泣きした時は、こちらも釣られてもらい泣きしてしまった。

本人は、「目に見えない力」が後押しをしてくれたと、声援を送った観客に感謝の念を述べたが、その根本には、「横綱としての務めを果たす」という強い責任感と、「最後まであきらめない」という強い精神力があったからこそだろう。

春場所は荒れると言うが、正に、大荒れで、奇跡の大逆転を演じてくれた稀勢の里の姿勢は、人間の生きざまを学ばせてくれるものであった。最後まであきらめずに千秋楽まで観戦して本当に良かった!!!感動をありがとう!!!

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