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水素自動車と電気自動車、どちらが良い?

イランとサウジの対立で、原油価格の低下が止まらない。ガソリンも、これまではレギュラーで140円代が普通だったが、今では、110円代にまで下がっている。

車を持っているものにとっては朗報であるが、その一方で、産油国などは投資した資金を回収するために株の売却に走り、中国の経済減速と相まって株価の下落傾向が止まらない。株式市場から引き上げられたマネーは、安全資産といわれている日本の国債に向かっている。

このため、円高が進み外貨預金をしている人にとっては、円資産が目減りする一方で、長期金利が一層低くなり、住宅ローンを組む人にとってはありがたい話となっている。

ことほど左様に、経済は色んな方面にプラス、マイナスの作用を及ぼすのだが、これを車の分野に限ってみると、世界の自動車メーカーは、原油高を背景に、長い間、燃費の良さを売りにしたエコカーの開発で鎬を削ってきた。

その成果が、ハイブリッド車電気自動車、そして、ディーゼル車だが、これはVWのデーター偽造で大きく信頼性が傷ついてしまった。

これらのエコカーも、最近の原油価格の低迷によって関心が薄れてきたようで、もっぱら、自動運転の方に関心が集まっている。

しかし、原油は有限の資源である以上、いつかは枯渇するのだから、エコカー開発の手を緩めてはならない。

究極のエコカーと言えば、やはり水素自動車であろう。すでにトヨタがMIRAIを発売しているが、普及はイマイチのようだ。しかし、将来を考えれば、化石燃料をエネルギー源とする車からのシフトは待ったなしだ。

なにしろ、水素は無限に存在する水を分離すれば作れるのだから、正に夢のような車なのだ。

しかし、ここで問題がある。なにしろ、水素自動車はまだまだ高額である上に、水素ステーション1つ作るのに4~5億円、それに運用コストが年間4000万円もかかるだけでなく、水素は爆発性が高く扱いが難しいため、コスパだけでなく安全性の面でも解決しなければならない難問が山積している。

また、水を電気分解して水素を作っても、そのために利用する電気の発電方法によっては、多くの二酸化炭素を排出してしまうから、環境面でも問題がある。

このため、電気自動車の方が良いのではとの意見もあるようだが、電気自動車だって、発電した電気で充電しなければならないため、同じような環境問題を抱えている。

なによりも、充電が切れたら全く動かなくなるため、頻繁な充電が必要となる上に、充電に時間かがかかるため、時間の浪費という弱点がある。そして、最大の問題はバッテリーの寿命だ。

通常、エンジンの起動に使われているバッテリーは2年から3年ごとに交換が必要だが、電気自動車に使われているバッテリーの寿命は何年なのだろうか?これは、ハイブリット車でも同じだが、これに関するデーターは、どのメーカーも明らかにしていない。

10年も20年も交換の必要がないのであれば問題ないが、それよりも短いのであれば、必ず交換しなければならず、一見、コスパが良いように見えても、かえって高くつくのではないだろうか。

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