第二新卒者の転職について

大手銀行が大学を卒業後2~4年程度の第二新卒者を20~30人採用すると言う新聞報道がありましたが、ここのところ、第二新卒者の求人が増えているそうです。

第二新卒とは、学校を卒業して就職をしたが、数年の内に離職して転職活動をする若い求職者のことを言います。

このところ、新卒者が就職しても、数年もすると離職してしまう割合は年々増加しつつあり、厚生労働省の調査によると、約30%が3年以内に辞めているそうです。

その原因としては、不況に伴う就職難の時代に、どこでも良いからと就職を優先したため、いざ勤めてみると自分に合わないと感じ、新たに就職先を探す若者が増えていることにあります。

一方、企業側からすれば、海外事業の展開や景気回復に伴う人手不足により、多様な人材を必要としているが、企業独自で人材を育成するためのコストはそれほど掛けられないという事情があります。

すでに、社会人としてのマナーや知識、あるいは、専門性を身につけた第二新卒者の採用は、ゼロから新卒者を採用する場合に比べ大きなメリットがあるのです。

また、企業側は、第二新卒者に対しては、実務能力よりも将来性を重視して採用してくれますから、実務能力を重視される通常の転職よりも有利な立場で転職活動をすることができます。

今勤めている会社の風土にどうしても馴染めない、良い会社だと思って就職したが、実はブラック企業だった、大手に就職したが、仕事の内容がつまらないし将来性がない。

もっと、活気のあるベンチャー企業に勤めたい、といった思いを抱えている人は、思い切って、転職するのも一つの方法でしょう。

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